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うぅ、、昨日全然眠れなかった…。
「あず!おはよ!」
「雪ちゃんおはよう」
「どうしたの?体調悪い?」
え、、。
「大丈夫、だよ」
本当に雪ちゃんは私の変化に鋭い。
「…そう」
ごめんね、雪ちゃん。
「梓おはよう」
「秋君、おはよう」
「おい。私への挨拶は無いのかしら」
「…」
秋君フルシカト!?
「…無視かよっ!」
「…梓大丈夫か?」
っ、どうして…。
秋君までっ、
「私は大丈夫、だよ?どうしたの?2人して。
変だよ…」
蓮沼さんの言う通り…だった…。
凄く心配かけてる…。
「あ!梨花ちゃんおはよ!」
クラスメイトの1人が中川さんに気づいて挨拶をした。
「おはよ〜!」
中山さん…。
「あれ?どうしたの?そのネックレス」
え!?ネックレス…!?
秋君達は中山さん達の会話は聞いていない。
良かった……。
そして、私は中山さんの首らへんを見た。
「っ!」
「あず、どうしたの?そんなに驚いた顔して」
「え、いや。秋君と雪ちゃんのやり取りを聞いてて、ビックリしちゃった」
「そうよね!私は話しかけてるのに無視よ!無視!」
「あはは…」
私は中川さんのことが気になりすぎて、会話もろくに出来てない。
でも確かなのは…中山さんが付けていたネックレスは、私が秋君から貰ったもの。
中山さん…どうして。
決めた。
……中山さんと話をしよう。