「あ、先生来ちゃったから席に着くね!」
次はたしか…数学。
「うん!おっけー!」
私は自分の席についた。
ふと、違和感を感じた。
机の上に置いておいたペンケースの下に小さな紙が挟まっている。
なんだろ…。
メモ?
手紙?
いつからあったのかな…。
思い出せない。
2つ折りにしてあった手紙?
を開いて見てみると…
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明日のお昼、屋上で待ってます。
1-C 前 琉太
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え、なっ何事!?
「雪ちゃん!大変だよー!お手紙が!」
もう直ぐ、授業が始まるのに取り乱してしまった。
「一旦落ち着こうか、あず」
冷静な雪ちゃんに従った。
「ふぅ」
私は深呼吸して落ち着いた。
「それでどうしたの?」
「ペンケースの下にね手紙が挟まってたの、、。明日の昼休み屋上で待ってますって…。
1-Cの前 琉太君ってこから。
これって間違えだよね?私、1度も話したことないし、、、」
他の子と間違えちゃってるから、教えてあげないと…。
「いや、これはあず宛だよ」
「え!?っ、私…」
「まあ!明日行ってみなよ!他の人と話すこともいい事だよ!」
「そ、そんなぁ…たすけてよぉ」
「あず!ファイト!」
「…いやだよぉ」
そんな助けを求める声は、雪ちゃんには届かなかった、、、。
明日、学校休もうかな…。