終わったっ。最後までやり切れたっ!
「おつかれ!あず!」
「無事に終わってよかったな!」
「っうん!」
「あずったら、何泣いてんの〜」
「だってっ…」
「西谷さん、お疲れ様。凄くよかったよ」
ツー
葉山君は私の涙を拭いてくれた。
「ありがとうっ」
「俺は楽しかった。本番も、練習も」
「…ぁ」
みるみるうちに私の顔が赤くなった。
練習って、、葉山君…た、楽しかったの!?
「あずの反応見て察したわ。葉山、あんた攻めるわね」
「俺は真剣に練習してただけだよ」
「怪しい、怪し〜」
「正直、さっきの本番はやばかったよ」
葉山君は私の方を見る。
「ん…?」
「なるぼどね〜!」
「それは分かる!」
雪ちゃんと尚斗も、私を見て納得する。
え?
何がやばかったのかな…。
私が1人で焦っていると、、、
「あずが可愛いってことだよ〜!!」
…尚更意味が分からないよっ!
「秋、そのうち本性バレるぞ!既に半分は出てるけど」