雪ちゃんは少し困った表情をした。


「あずはさ、もっと人の勉強した方がいいね」


「なんで分かるの!?」


私、確かに理系苦手だからなぁ。

やっぱり、人に言われると危機感を感じる…。



「…何か、すごい勘違いしてる気がする」

雪ちゃんは何故が顔が引きつってる。


「え、大丈夫?」


「…大変だわこれ」

そして、何故が呆れられて…る?




バッ…

いきなり私の視界が真っ暗になった。


「えっ!なに!?」

慌てる私だけど何がどうなっているのか、
何となくわかる気がする。

多分…




「あーずさ!」

明るいテンションでハスキーなこの声は…


「その声は…尚斗!」


「正解!!」

「やった!当たった!」


はしゃいでいると、視界が明るなった。



そして、私は目を開けた。

「うわっ!!びっくりした…」

私は反射的に少し後に動いた。

…驚いた。
だって、尚斗の顔がドアップだったから。



「ちょ、ちょっとー!近い!」


「ほんと、尚斗は距離感が近いよね」


そうそう!

雪ちゃんも言うんだから間違いないよね。



「普通だと思うけどなー!」


え!?

「「普通じゃない!」」


雪ちゃんとタイミングがあった〜!




あ、ハモリか!