「…秋君大丈夫?」
「ん?」
あれ?
「ジェットコースターとかの乗り物…」
「…ま、まぁ。多分」
いや、それ大丈夫じゃないよね!?
「お前ら何話してんの??」
シーー
秋君は人差し指を口元に当てた。
さっきの会話は秘密にしてほしいってって事だよね。
コクン
私はは小さく頷いた。
「と、隣通しがいいねって話してたの」
「なるほどな!もちろん2人は、隣でイチャイチャキャッキャッしてください」
「い、イチャ…」
「オマケに手まで繋いでキャーーって落下してください」
「て、てててて!?」
か、噛みすぎて言えない…。
「あまり梓をいじめないでよ」
コソッ
「尚斗気をつけなよ、葉山は怖いわよ」
ゆ、雪ちゃん!少し離れてる私でも聞こえてるよ!?
コソッとしてるけどしてないよ!?
「そうだよな!梓の事になると余計にな!」
思いっきり言っちゃってるよ…。
「…」
秋君は完全に怒ってるよ!?
「ぁ、秋く」
「まぁ、今のうちだよ。俺をイジれるのは。この後、2人は俺に土下座するくらい感謝するからね」
「はぁ?」
「どういうことだよ」
私にも分からない…。
「ま、帰りには俺の事を、神様!ってくらい感謝 するだろうね。もう想像ができるよ」
「あず!葉山が頭おかしくなってるわよ!」
「え、あ、えっと…たしかに」
少しだけ…そう、思うかも。
「ほら!あずにも言われてるわよ!」
「梓には何言われてもいいかな」
「うっわ…」
何言われてもいいって…。
雪ちゃん凄い表情…。
「ほら!さっさと乗りに行くぞ!」
「そ、そうだね」