はあはぁっはぁ。
この辺まで来れば大丈夫かな…。
誰もいなさそうな所だし…。
取り敢えず、落ち着きたい。
このままじゃ…教室に戻れないよっ。
ドンッ!!
「きゃっ!」
誰かにぶつかった。
そのぶつかった反動で倒れそうになる。
「おっと」
グイッ
「っ…」
誰かに腕を掴んで貰ったおかげで
お尻からは倒れなかったけど、、、
助けてくれた人の方に倒れてしまった…。
「!!あ、あのっ、ご、ごごめ」
謝ろうとしたけど、思いっきり噛む自分。
体勢が体勢だし…。
私が助けてくれたの人の上で、
その人に覆い被さるような体勢、、、、。
申し訳なさと、恥ずかしさが混ざって混乱中…。
早く退きたいけど、腕を掴まれたままだしっ。
そして、顔が見れない………。
きっと知らない人だと思うし、
目を合わせるのが辛い……。
下を向いたままな私…。
それに、さっきから何も喋ってくれないし……。
反応が…。
怒ってるのかな…っ。