そして、いつの間にか下駄箱まで歩きていた。
「この先心配だわ……」
雪ちゃんはさっきから、ブツブツ何が言ってる。
怖いよ?
そして、私はふと思い出した。
ガサガサガサガサ
私は自分のカバンの中を探る。
やっぱり…
「あれ、ない…」
「どうしたの?」
「お弁当箱、教室に忘れちゃったかも」
「じゃあ取りに行こ?」
んーーー。
階段登って行くのは、雪ちゃんに申し訳ないな。
「ありがとう!でも大丈夫、私1人で取りに行ってくるから、少しここで待ってて!」
「分かった。待ってるね」
「うん!」
そして私は教室へ向かった。