未来が君を消そうとも

手紙の続きにはこうあった。
“そこで、これからが本題なんだけど…
お前、帰宅部だよな？
夏休み中にある、花火大会に彼女を誘え。
じゃないと、彼女は事故に遭う。
それを避けたい…
よろしくな”と書かれていた。
秋星が死ぬ？そんな訳ない。
でも、この手紙に出て来た事は全部本当になっていた。
「確か夏祭りは…」俺は、彼女を誘う為に、カレンダーを見た。
その日は丁度、秋星の誕生日だった…