[繰り返します今日の午後七時頃、軽自動車が歩道に突っ込む事故がありました。死傷者が出ているそうです。]
俺は、死傷者の名前が挙げられるまで、しっかりと見てはいなかった。
[死亡したのは、秋星 志保さん十七歳…]
秋星 志保…俺は嘘だろ?と思いテレビを見た。
出てきた写真は、秋星の写真だった。
この時、手紙の内容が脳裏に浮かんだ。
内容は本当だった…
俺は後悔した。あの時、秋星を救えていたら…
手紙の内容に従っていたら…
未来はどうなっていた?

ポスンッと外で音がした。
俺は外に出て、ポストを除く。
手紙が来ていた。