「七瀬さん!」



「立花くん!どうしたの?下足室の前に立って」




「うん、昨日の今日だから心配になって」




君はなんて優しいんだ!




「ありがとう!熱はもうないし!大丈夫だよ!」





せっかく待っていてくれたから、一緒に教室に行く。




「咲良!」



「愛心〜!」



教室では愛心が待っていてくれたみたいで、朝から珍しく抱きつかれた。





「良かった!電話も既読も付かないから心配したんだよ!?」





「ゴメン!昨日帰ってすぐ、爆睡しちゃって!」





「なら、いいけど!」




席に着いて、鞄の中から荷物を取り出していたら。




「咲良」