「俺の方こそ、ありがとうな」
チュッと軽いキスをした。
それから、数カ月後。
「うぅーーーーっ!!もう、ムリっ!!」
「頑張って!もう少しよ!お母さん!」
もう少しで、出てくる我が子。
そして。
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
生まれた〜!!
「おめでとうございます!元気な男の子ですよ!」
疲れ果ててる私の横に、生まれたての我が子を置いてくれる看護婦さん。
外で待機してた、壱馬も中に入って来てみる。
「ちっさ」
うん、小さい!
「壱馬にそっくり!」
「そうか?咲良にそっくりだろ?」
「えぇー壱馬だよ!」