「咲良には悪気はないんだよ?分かってあげて?」



「うん!それは全然!」



立花、無理して笑ってる。



そりゃあ、そうだよ。



咲良のこと好きだもんね。



好きで告白したけど、ダメで。



でも、話さなくなるのは嫌だから友達に戻ってたけどそんな簡単に恋愛感情がなくなるはずないよね。




「吐き出しなよ」



「え?」



「あたしは咲良の友達だけど、あんたの友達でもあるんだから」




友達だからこそ、言えることもあるでしょ?




2人横に並んで聞いてあげる。




立花はちょっとだけ涙を流してた。




「ありがとう!高梨、話し聞いてくれて!」