そう言って、引っ付く速水野々香を軽く突き飛ばす。
「俺がいつあんたが好きつった」
「ちょっ!壱馬!相手は女だからな!」
「落ち着けよ!」
今にも手を出しそうな感じで。
「あんたみたいな女、一番嫌いなんだよ。もう二度と近づくな。うぜぇ」
それから、速水野々香は壱馬には近づなかった。
「あ!そん時ぐらいだったかな?学校でね、速水野々香と壱馬が付き合ってるって、速水野々香が言うようになったの!」
「へぇ。あの子もまだ、諦めてなかったんだな!」
その後、少しして。
「相馬のボケっ!!」
と急に現れては壱馬を殴った女がいた。
それは愛心だね。