「ハハッ!」
「ちょっと!笑うなんて酷いじゃん!」
いや、笑うだろ。
どうせ、高梨に「勝負下着でさらに祝ったら喜ぶよ」とかなんとか言われんだろ?
バカだろ。お前。
真に受け過ぎなんだよ。
「咲良、手加減しねぇから、覚悟しろよ?」
「やっ!やっぱりムリ!今のなし!」
は?ふざけんな。
「そんなもん、こっちがムリに決まってんだろ」
そのまま、押し倒してキスをして激しく抱いた。
その日、珍しく夢を見た。
スゲェ懐かしい。
それは中1の頃、荒れ始めてばっかりの俺。
「今日、壱馬、誕生日なのか?」
「まあな」