町外れの商店街


今ではすっかり廃れてチンピラ共の巣窟になった


そんな商店街の裏道





「...っ!目に包帯、黒い髪、黒色のパーカー...お前...!まさかっ...黒狗!」


「えー、俺ってばそんなに人気者?ていうかお前誰だよ?」


「...頼む...お願いだ...見逃してくれっ!頼む!頼む!」


「は?見逃すわけないだろーが、お前最近ここで荒れてる餓狼(ガロウ)だな?」


「ひっ!なんでその事を...ぐあっ...」







黒狗...出会った者で帰ってきた者はいないと言われている族潰し


そのマークは目に巻かれた包帯肩の高さまで伸びた黒い髪


そして背中に月と犬が描かれたパーカーを着ている...


それ以上は死んだ者にしか分からない