「なぁ、志歩。覚えてる?もう一つの約束。」


「もう一つ?」


目に涙を貯めたまま首を傾げて潤クンを見上げると、潤クンはフッと息を漏らし、耳元で優しく、優しく囁いたんだ。















「夏になったら迎えに行くよ。」