5連休が半分過ぎたある日、アタシは髪を染めた。

アタシの髪はみるみる茶髪と言うより赤茶になった。
沙代からも羨ましがられ、優越感にひたる。

この5連休が過ぎ、またハブられる生活に戻る。

中学3年になってから真面目に授業には出ない日が続く。

でもこの茶髪を見た担任の先生が保健室に連れて行く。

「栞さん、なんで茶髪なんかにしたの?」
「…別に?したかったから」
「何か理由があるんじゃないの?」
「なんも」
「…そんな事になってるからストレスが溜まるのは分かるけど。」
「だから関係ねぇだろーが!?」

ついにアタシは先生にキレた。
「…とにかく今日は家に帰りなさい」
そう行って保健室を出て行った。