学校についても、私の心は晴れないままだった

「ユキ!昨日大丈夫だった?!」

みんなが声をかけてくれる

なんか罪悪感感じるなぁ…

そんな時、ミカと目が合った

少し離れたところから、じっと私を見ている

私もミカを見ていると、

こっちに来て、と、手招きされた

私は内心、気まずいな、と思いながら足を動かした

「ユキ、本当に大丈夫なの?」

心配そうに私の顔を覗き込んでくる

私はすぐに

「大丈夫だよ!心配かけてごめんね!」

と、精一杯の笑顔を作った

すると、肩を掴まれた

「ユキ、それで、そんな顔で、笑顔のつもり?」

私は一瞬、何を言われたのかわからなかった

だって、いつもどうりの笑顔を作って、

いつもどうりに話していたはずなのに

「もう。ユキは作り笑顔が苦手だからね」

その一言を聞くと、私の目は、

まるで壊れたかのように涙を流し始めた

「ええ?!ちょ、ユキ?!」

ミカは大きな目をさらに見開いた

「ごめん…ごめん…」

私は謝ることが精一杯だった