「‥怖くなったんだ。同じ系列で働いてお互いの嫌な部分、見えてくるじゃん。そんなんみたくねーじゃん。‥逃げてるのは俺だよな。」


「そんなこと‥」


「あるんだよ。好きなやつにかっこ悪い姿なんてさらっさら見せたくねーもん」


え‥好きな、やつ‥。


「俺がここに来なかったらお前はどーなるんだろって思ってたけど、怖くて逃げた。ごめん」


「ううん」