「大丈夫ですよ‼︎私が不甲斐ないせいで迷惑ばかりかけてすみません」


「そんなことないわ‼︎むしろ助かってるのよ‼︎ただでさえこの介護職は人手が足りないの。そんな中あなたみたいな若い子が来てくれて要領よく物事も考え予想を経てたり臨機応変に対応できるからすごく助かってるのよ」


及川さんは優しい笑顔でそんなことを言った。


「‥気を遣わせてそんなことを言わせてしまって申し訳ないです」


ああ、それに比べて私はなんて可愛げのないことを。