やっぱり一ノ瀬くんはモテるようで周りの女の子はほっぺをピンク色にして彼を見ている。
そういう取り巻きには興味が無いのか、単に慣れているだけなのか、一ノ瀬くんは女の子達に見向きもせずにスタスタと校舎に入って行く。
「へ〜、奈都気になってるの?一ノ瀬のこと」
「へっ!?そんなんじゃないよ!」
一ノ瀬くんを見てると、ニヤニヤしている佳菜にツッこまれてしまった
「え〜 怪しい〜 、昨日の事があったからちょっといいなくらいに思ってるのかと思ったわ。」
ちょっと図星な私は「あはは、そんなわけないじゃん」と誤魔化す