はっきり目を見てお父様にそう言われた。
ほんとは心配なんじゃなくて
何かあって会社に影響がでたら
困るからのくせに

『…わかりました。』

こうやってなにに対しても頷かなきゃ
いけないのが凄い悔しくて
同時に私が今の高校に行くとなった時を
思い出した…

「お嬢様そろそろお時間になります。」

『わかった』

そう短く返事をすると無駄に広い
廊下を通り玄関につけられている
送迎車に乗った。