瑞癒は皇様に相手にされず、噂に苦しみ悲しみながら毎日泣き、1カ月我慢しましたがもう限界でした。

月夜に瑞癒は池の前まで散歩に行きました。
「ここで皇様に出会って愛されるようになった・・・。」
瑞癒は皇様との出会いを思い出し泣きはじめました。
靴を脱ぎ池に飛び込もうとした時、誰かに手首を掴まれました。
びっくりして振り向くと皇子様でした。
瑞癒は凛々しい皇子様にときめいてしまいました。
皇子様も瑞癒の美しさにときめいてしまいました。
「何してるんですか?危ないですよ。」
「・・・ごめんなさい。」
「張才人?」
「はい、皇子様。」
「つらい思いをしてるのはわかる。だが死ぬな。」
そう言って瑞癒を抱きしめました。
「皇子様・・・。」
瑞癒は涙を流し、皇子様に抱きしめられ、ひさしぶりに幸せを感じました。