瑞癒は痛みで意識が飛んでしまいました。
周貴妃様が宦官たちに手で合図すると、宦官は瑞癒に水をぶっかけて目を覚まさせました。

「皇様のお成りー!!」
「皇様!?」
周貴妃様は慌て始めました。
皇様は瑞癒が周貴妃様に拷問されていると聞きつけやってきたのです。

瑞癒は皇様が助けに来てくれたんだと思って
「皇様・・・。」
と言ってうれしくて泣いてしまいました。
「皇様、張才人が西美人を流産させようとしたのです。」
「皇様、私はそのようなことしていません。誰かが仕掛けた罠にはめられたのです!」
皇様は瑞癒を信じることができませんでした。
今まで何回も同じような事件があったので瑞癒もそういうことする女なんだと思ったのです。
「張才人を獄へ投じろ。」
「はい、皇様!」
瑞癒は宦官たちに両腕を掴まれ
「皇様、なぜですか?皇様!皇様!」