昔々、張 瑞癒《チョウ ズイユ》という美しい娘が皇様の側室候補として後宮に入りました。

瑞癒はお勤めがおわり、夜の散歩をすることが大好きでした。

ある日。
瑞癒が夜の散歩をしていると王様の姿が見えました。
今日は満月ですごくきれいだし皇様も夜の散歩かな?
と思って王様をながめていた瑞癒でしたが、皇様が突然地面に倒れたのです。