ある日。
父上は琴に
「琴は他人の未来や心ばかりみえるようだが自分の未来や心は見えるのか?」
と聞きました。すると琴は
「見えるのですが、はずれることが多いです。自分以外のほうが確実にあたります。」
と言いました。
父上は、どう考えても琴は占い師や巫女になった方が人の役に立てるし生きやすいかもしれない。
と思ってしまいました。
琴はそれを読み取ってしまいました。
「父上。私のことを思ってくれてるのはうれしいけどあと半年待って下さい。お父様にもお母様にもすごくいいことがあるって文字が見えます。」
「琴がそう言うなら待つよ。」
とお父様は納得しました。