クムは前王妃が生んだ王子の月明大君(ウォルミョンテグン)に初めて会うことになりました。
「中殿様。月明大君様が参りました。」
「通して。」
「はい、中殿様。王子様、中へどうぞ。」
月明大君様が一歩踏み出すと扉の両脇にいた女官が扉を開け、月明大君様はクムの部屋の中に入っていきました。
王様が
「月明大君。新しい母上だ。こっちにきなさい。」
と言うと
「はい、父上。月明大君です。母上にごあいさつ申し上げます。」
そう言って礼をする王子をかわいいなと思った琴。
礼がおわると王様と琴の間の正面に座りました。
「しっかりとした聡明な王子ですね。月明大君の母になれてうれしいです。おいで。」
クムは両手を広げ、月明大君を抱きしめるつもりで笑顔で呼びました。月明大君は
「母上!」
と言いながら琴に駆け寄り抱きつきました。
琴は月明大君の今までの生活での寂しさが伝わってきました。
そして自分を本当の母のように思い始めていることが伝わってきてうれしく思いました。
「中殿様。月明大君様が参りました。」
「通して。」
「はい、中殿様。王子様、中へどうぞ。」
月明大君様が一歩踏み出すと扉の両脇にいた女官が扉を開け、月明大君様はクムの部屋の中に入っていきました。
王様が
「月明大君。新しい母上だ。こっちにきなさい。」
と言うと
「はい、父上。月明大君です。母上にごあいさつ申し上げます。」
そう言って礼をする王子をかわいいなと思った琴。
礼がおわると王様と琴の間の正面に座りました。
「しっかりとした聡明な王子ですね。月明大君の母になれてうれしいです。おいで。」
クムは両手を広げ、月明大君を抱きしめるつもりで笑顔で呼びました。月明大君は
「母上!」
と言いながら琴に駆け寄り抱きつきました。
琴は月明大君の今までの生活での寂しさが伝わってきました。
そして自分を本当の母のように思い始めていることが伝わってきてうれしく思いました。