だが、僕よりも3つも若いだけあって話がなかなか噛み合わない
そんな感じで、あいとのはじめての出会いは終わった
その3日後、今度は35歳のあけみと会う事になった
人目を避けたいと言う事なので僕の車の中で時間を過ごす事になった
初めての印象は35歳なのに全くそんな風には見えなかった
あいとは違って中身もしっかりしていたのだ
「たかしは、何の仕事をしているの?」
「僕は、車の部品を作っています」
「へぇ、そうなんだ。仕事は大変なの?」
「仕事は大変だよ、休憩時間なんて無いからね」
「そうなの、今日帰ったらゆっくり休まなきゃね」
「うん。そうだね」
そう言うと、あけみは僕の唇にキスをしてきた
「!」
「この口づけで、少しは疲れも癒えたかしら?」
「いきなりなんでかなりビックリしました」
「あなた、とても悲しい瞳をしているから…つい、」