「う……そでしょ…」

「こんなことでうそつかねぇって!」

と言ってははっと笑う純。

「返事はまだわかんないよね?」

え?返事?
そんなにすぐに返事は無理でしょ。今は純のことギャル男としかみれないんだけど…

「か、考えさせて。」

あたしはドギマギしながら
必死に答えた。
すると、純は

「わかった。待ってる。」

って髪の毛をくしゃくしゃ
ってしてきた。

やっぱりこういう人って
馴れ馴れしいもんなの?

でも…なんか、意外と
嫌じゃないかも。

…って何思ってんだあたしは。