学校が終わって、家に帰ると
舞子からメールが来ていた。

「絶対OKしなさいよ(^o^)」

もう〜…舞子は……

そう、うまくはいかないもん
なんですよ。

次の日の朝。
「行って来まーす。」
家から出ようとしたとたん

「わぁっ!」

玄関前に舞子がいた。

「な…んで…いんの…?」

いっつも寝坊しただの化粧に時間が掛かっただの言って
遅刻してくる舞子が…
遅刻をしない日がない舞子が…

「今…8時10分だよ?
学校始まるの8時40分だよ?
舞子来るの、早くない?」

とあたしが言うと

「なーによ。
あたしが早く来たら
だめなわけっ?」

と、口を尖らせて
すこしすねた口調で言う。