「大体、『蓮君』って呼んでるじゃねえかよ。




「でも!彼女じゃない。」



「まぁ、いい。さっき小田切に連絡したから時期に来るだろう。」



辰巳さんがそう言うと、ゾロゾロと金属バットや鉄パイプを持った不良たちが四方から現れた。



もしここに蓮君が来たら殴られるに決まってる。



例え蓮君が強くてもこんなにたくさんの人数相手にできるわけないよ。



しかも相手は武器を持ってるし。



けど、それは蓮君がここに来ればの話。




昨日会っただけの私をそこまでして助けに来るとは思えない。



そんなことする意味も価値もない。