お墓の場所はあらかじめ相賀くんのお母さんに聞いておいた。



お墓に着くと、私はそこに相賀くんがいるかのように話しかけた。



「相賀くん、手紙読んだよ…今から私嘘つくけど許してね」



今日は一年に一度のエイプリルフール。




…今日言ったことは全部嘘になるみたいで嫌だから…だから嘘をつくね。




これから言うことは反対言葉だから。




「…相賀くんが手紙に書いた通り、相賀くんのこと忘れるから、嫌いになるから、手紙も捨てるからね」




だから…もう一度…




「私は、相賀くんのことがずっと…ずっと嫌い…です」




嘘の告白を君にする。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

追記



あとから気づいたんだけど、もしも俺とみちるが結婚してたら…みちるの名前




"あいがみちる"





なんかいい名前だと思わない?




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






ーみちるsideENDー