前回同様、コンビニでビールを調達する。前回と違うのは、私も自分が心地よく酔えるだけの量を遠慮なくカゴに入れたこと。

「この間思ったけど、結構お酒強い方でしょ」

カゴの中身を見て、彼がおかしそうにそう口走った。

「人からは強いねって言われる方ですね、自覚はないですけど。前回はあんまり酔わないようにしようと思ったけど、ケイさんが怖くない人ってわかったので、今日は少し欲張っちゃいました」

それを聞いて彼が笑った。

「怖くない人かはわからないけど、素直でいいと思うよ。レジ並ぶから外で待ってて」

「わかりました。ありがとうございます」