和也さんは子供2人の養育費などの支払いもあるため、あたしにこの値段はかなりのギリギリだろう。




そんな和也さんに冷たいあたしは罪悪感も何も出てこない。



私を求めているのは向こう。

値段を決めるのも向こう。



あたしは悪くない。



「そろそろ行こうか。」



和也さんは明日の仕事のためにイソイソと着替えると、
あたしもつられて支度する。



そして3万円と共に帰宅する。