あたしが何も言わないからか、 それとも動こうとしないからか、近藤瑛人は不思議そうにして聞いてきた。 「顔色悪いぞ? まだ調子悪いのか?」 バレたんだ。 「…………で。」 あたしの裏仕事。 「は?何?」 バレちゃったんだ!!! 「あの事誰にも言わないで!!!」 もし親に、先生に、友達に。 知られたらあたしは生きていけない。