不安そうにあたしを見つめる近藤瑛人がなんだか可笑しかった。 だって不良だよ? こんなに子犬みたいに不安げにしてるんだよ? かわいい…。 とか思ってみたりして。 「…何ニヤけてんだよ。」 「別に。 ……あ、ご飯美味しいよ。」 「…そうか。」 ふっと柔らかく笑った顔もまた意外な感じで。 思わず心臓がドキッと跳び跳ねた。