あいつは呆れたのか、右眉を上げて溜め息をつく。 「飯、作ったから食ってけ。」 「作った?」 「あぁ。」 「誰が?」 「俺が。」 「いらない。」 返事が気に入らなかったのか、あたしが腰掛けているベッドまで来ると近藤瑛人はあたしを上から睨み付けた。 さずが学校一の不良だけあって、すごい迫力。 背筋がひんやりして固まるあたし。