「ごめんねっ。知り合いがいるの。」


「そうなの?どこに?」


「あそ…………こ………」




近藤瑛人がいた場所にもう一度振り返り、指をさそうとした。




そしたら、





近藤瑛人と目が合ってしまった。




いや、正確にはあたしの事をあいつは見ていた。



振り返ってからずっとあいつは、あたしを見ている。