すると、


「痛゛ーッッ!!誰か助けてくれーッッ!!腕が~!」


そう言いながら教室のドアがあった場所から、仲良かった吉彦が這いつくばって出てきた。


よく見ると全身血だらけで、右腕がもがれている。



「吉彦ッッ!!」


そう叫ぶその後ろで、



「やっぱりアイツ、生き残ったのか。」