「ん?莉子知ってんの、七瀬くん。」



私が昔よく見てた人に似てる気が。
けど、まさか…


「いや…、あの、七瀬くんの下の名前は何て言うんですか?」


「七瀬遥(はる)だ。」



!!



そっか、やっぱり遥か。


黙り込んだ私に飛鳥先輩はどうした?と聞いてくれる。

「大丈夫です!ほんと、上手ですね!七瀬くん。」



1年生の中では1番大きいみたいだし、先輩たちと並んでも遜色ない。

それに、テクニックの1つ1つが凄く上手いから先輩たちにも負けてない。