その頬にそっと触れて桃は司の顔を瞳にやきつけようと見つめた。


しばらくまた離ればなれになる。


その前に…。


「……っ?」


ふとその手が司に包まれた。


「おはよう」まだ眠そうな司は瞬きしながら徐々に瞳を開く。

「おはよう」