「俺はもう35歳だ。桃は30歳。周りは結婚して子供がいるやつらばっかり。そんな中で、俺だって結婚したいし、子供がほしい。」
「……。」
「人間いつ死ぬか、何があるかなんてわからないだろ?元気なうちに奥さんと楽しい思い出いっぱい作りたいし、元気なうちに子供といっぱい遊びたい。そう考えたら時間が過ぎていってしまうことがもったいなかった。」
司の気持ちは桃と同じだった。

「桃とずっと一緒にいたいと思ったし、今まで桃と出会うまでの時間すらもったいなく思った。そのくらい俺のなかで桃の存在は大きくて大切なんだ。だからプロポーズした。」
桃はそのプロポーズを本当はうけたかったこよと心で伝えた。

桃にはまだ言葉にできない想いがいっぱいある。

司はその想いを今言葉にしてくれている…