司は少ししてからそっと桃を抱き上げてそのまま浴室に運んだ。

湯船に少しお湯をはり、冷えきった桃の裸足の足を温める。

司も桃のとなりに座り桃の肩を抱いた。


桃は浴室にそのままになっている自分が使っていた歯ブラシやタオル…メイク落としやシャンプー…その一つ一つを見てまた静かに涙が流れた。




離れてもこんなにもまだ愛しい…