「これ、かーちゃんの味する」

「え、わかるの?ママさんのレシピ使って作ったやつ、、、」

「この弁当先輩作ってんの」

「そうだけど」

「すっげえ!!!!それはすげえ」


鳴瀬にしてはかなり私のことを褒めてくれた。


「俺にも弁当作ってよ」

「……私これ以外にも3つお弁当作ってるからこれ以上は無理」

「3つ…?」

「兄と姉の」

「シスコンねーちゃんにも作ってやってんの?」


この前から彼はフウ姉のことをシスコンという。


真逆なのでやめてほしい。


しかもフウ姉から聞いたのだが、


彼氏っていう自己紹介だったらしく後日、鳴瀬には大激怒した。


「あ、昼休み終わる」

「俺歩けないからおんぶして連れてって」


幼児返りしたでっかい赤ちゃんを無視してその場を立ち去った。


私と鳴瀬の関係がどんどんお笑いコンビ化していく。