「鳴瀬って優秀なの?」

「んーん」

「入試の点数は?」

「わかんねーけど、俺主席」

「しゅ、主席!!?え、でも入学式サボってたよ、ね?」


当たり前だろ。


主席だからって代表挨拶なんてしてたまるかよ。


そういう理由で誰にも見かからない場所を求めてたら幸運なことに先輩のパンツ見れた。


「誰にも見つかんない場所探してた」

「一年前、私もそう思って見つけた場所」

「運命じゃん」


これからは俺たちの愛の巣だな。


って考えてたら、図書館に着信音が響いた。


やべ、マナーにすんの忘れてた。


幸い図書館には俺ら以外の人はいなかった。


「電話でないの?」

「出る」


電話の相手は、同じクラスの西正輝(にしまさき)。