少しショックをうけた。


「でさぁ進がさぁ〜〜」

「えっ!?」


さっきと話した言葉がおかしいと思った私はもう一度問いかける。


「だから進が!!」


怒ったように話を進める芽衣。


私は何かに心をうたれたように落ち込む。



芽衣が進って呼んでる事に気がついたんだ。



「あっ!!そうだ!うち進に名字で呼ぶなって言われたから進って呼ぶことにしたの!」



私は何も言い返さず芽衣と別れた。


私は進を進と呼ぶのに何時間…いや、何日もかかった。



けどね芽衣だけは特別。

たったの2日間で呼び捨て。



そんなに進は芽衣が好きか?



暗い暗い空の中、芽衣と進の知らない時間をただただ考えていた。