ガタンッッッ!!!!
「七海!大丈夫?」
聞こえたのは、芽衣の声だった。
「しっかりしろ!」
手を掴む感触がしたのは確か進のような感じがした。
最後に聞こえた言葉は、
「誰が運んで行くんですか?」
っと言う、言葉だ。
それかの記憶は全くなく、目を開けたのは丁度予鈴がなった時だった。
上には白い天井。
周りにはカーテンがかかっていた。
ふと保健室にいる事に気づいた私は、起き上がる。
けど
「いった!」
頭痛が走った。
私の声で保健室の先生は気づいたのか、カーテンを開けて私に話した。
「あなたはストレスがたまって倒れちゃったみたいね。きおつけるのよ。」
「はい。ありがとうございました。」
「少し落ち着いたら出てっていいからね。」
「はい。」
ストレスか………
私も少し深く考えすぎたのかもしれない。
芽衣はそんな簡単に人の好きな人を奪わない。
それを信じて、たとえ芽衣が進と仲良くしていようと。