予鈴とともに、立ち上がりゆっくりとゆっくりと階段を下がっていく。



いすに座ると芽衣が私に驚いた顔で私に言った。

「どこ行ってたの?石栗がねぇ〜七海どこ行ったの?っとか気にしてたよ」


「ははっ」


愛想笑いをして、前を向くと姿勢を正す。


私の異変に気遣いのか、普通に話くる芽衣。


もう芽衣の言ってる言葉は信じられない。



本当なら絶交してるかもしれないけど、芽衣を少しだけ信じる。


進と仲良くしてるのは、作戦なのかな?っと思いつつも授業は進んでいく。


隣で寝ている進。


何故進はあの時、私を追いかけてこなかったの?

気にしたなら今となりで進は寝てないはず。



ねぇ。



進は今何を想っているの?