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「七海!!起きろ!」
かすかに芽衣の声が聞こえる。
「う…………ん」
いつも以上に眠気が襲い、疲れてるせいかまた眠ってしまった。
「ほら!石栗も!」
芽衣らしい怒鳴り声が聞こえた。
「はっ!!!」
私は何かを思い出したかのように、立ち上がった。
「やっと起きた」
「ごめん」
ふと思いだしたのは、
『起こせよー』
進の寝る前に言った言葉が頭をよぎる。
つい空が気持ちよくて眠ってしまった私。
ヤバいっと思い恐る恐る進を見る。
「よかった…」
寝てる進を見てほっとする自分がいた。
でも進を起こした後何って言われるかわかんないっと思った私は進をほっとく事にする。