「おう!」


「ははっ相変わらず元気だね〜」


「うっせーな」


進といるとケンカばっかり、多分それは進との距離を遠くしたくないから。


そうしないと、進は私の方向いてくれないし。


「今日の事なんて言ったの?」


進が話をかえて、少し戸惑いながら言ってきた。

「先生に呼び出しされたって嘘ついた。進は?」

「俺は、ただ屋上で寝てしまったって言ってみた。」


「バカじゃん」


「うっせーな!いちいち」


横断歩道を渡ると、進は違う道を行きまた1人になった。


私の横を通りすぎる車。

私の後ろから前へ抜かす自転車。


ここの世界で進に恋をしてるんだ。


こんな事を思うと顔が赤くなる。